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ネット出会い 晴れ・のち・お風呂

私達は、普通の彼氏と彼女。
長い、長い、友達期間を経ての、恋人同士。
仲もイイし、彼の事が、大好きで、
彼女になれた私は、
嬉しい毎日を過ごしています。
が。
遠距離なんです…。
長かった友達期間を思えば、
私を好きとか、可愛いとか、言ってくれてるし、
遠距離なんて些細な事です。
些細なコトとは言っても、
会える日は、
とってもとっても、やっぱり嬉しいっ!

そして今日。
彼と、待ち合わせです。
彼の住んでいる街に到着すると、
彼、もう、待っててくれてました。
メールで、彼の居場所を確認。
近くへ行くと、車のライトで合図をくれました。
彼だよ~…。
「久しぶり!」
「衛(エイ)く~ん。」
車に乗って、チュ~です。
「んっ…。んっ…。バカバカ。
 チュ~は、アトにして。」
「え…。なんで…。」
「狼さんになっちゃうだろ。」
「ん。フフ~…。そっか。(テレッ)」
衛君、照れたみたいに、笑ってる。
友達の時も思ってたけど、
その笑顔、何度見ても、か~わいいなぁ~。

どこにいこうか?ってなって、
海の見える公園で、デートしました。
良く晴れていて、青い空。
冬だけど、凄く綺麗な青空だし、
衛君は、こうして目の前にいるし、海も穏やかで、
とっても、楽しい。
あえて、冷たい海水を触って、
冷た~いって、手で手を暖めてもらう。
ホントは、手を繋ぐキッカケ作りです…。


そうしてもう、あっという間に夜です。
彼の部屋に、お泊りです。


私達って、ごくフツーのバカップルですよね。
少しずつ、二人の思い出も作ってきました。
二人にとっての、初めてのエッチのときは、
嬉しくて、泣いちゃった思い出もあります。
そんな、ごくフツーの、
多分、バカップル(?)な私達。
いろんな思い出を作ってきたけれど、
断り続けてきたモノも、あります。
今日は、思い切ってっ、
決意を、してきたんですっ。

「衛君…、一緒にお風呂、入ろ…。」
それは、一緒にお風呂に入るって、いうこと。
「えっ。ホントに…?」
「うん…。体、洗ってあげるね…。」
衛君に、お風呂、いつも誘われてて…、
とっても嬉しいのに…、想像しただけで恥ずかしくって、
ずっと、断ってしまっていたんですけど…、
衛君のコト、大好きだし、時々なら…って、
いっしょに入りたいなっ…て、
思い切りました。

衛君に、先に入ってもらって、私がアトです。
脱衣所のドアの外で、待っています。
ホントは衛君の脱ぐトコ、見たい。
 ガバッと脱ぐのかな?
 それとも、するるーって、普通に?
 ズボンと下着は一緒かな?
そんなに見てたら、衛君の体、全部見えちゃうね…。
今、どこまで、どんな風に、脱いでるの…?

「じゃ、先に入ってるよ!」
「っ!うっ、うんっ」
もう脱いじゃってたの…(テレッ)。
意を決して、私も脱衣所に…。

衛君と、お風呂か~。
恥ずかしいな、恥ずかしいな~。
そんなことが、エンドレスに頭の中に…。

何とか脱ぎ終えて、
ガチャ…
バスルームの扉をちょっとだけ開けました。
ジ…。
しっかりぶつかりあう視線。
「や。恥ずかしいから…、向こうむいて…。」
「え~…。見たいのにぃ~…。」
こんな風に言って、場を楽しくしてくれる、衛君。
でも、恥ずかしいです…。

軽くお湯で体を流して、
一緒に湯船に入りました。
「…一緒にお風呂は嬉しい…が。
 白濁してて、見えないぞ~。」
「あはは。…ごめんネ。濁る系の、入浴剤…入れちゃった…。
 二人とも、裸…とか、恥ずかしくって…。」
「もう~~。ダメだろ!
 …なんて、次は、も少し、薄くしてね?」
「…うん。」
「じゃあ、はい。」
「…あ、うん。」
優しく腕をひかれて、衛君の腕の中へ…。
きゅっと、抱きしめ合います。

長かった、友達の期間。
衛君、好きな気持ちをずっと言えないでいたんだって
教えてくれた日。
私もそうだったって、伝えるコトが出来ました。
どんな形ででも、失いたくなくて、傍にいたくて、
カワイイ笑顔を見ていたくて、ずっとずっと、友達でいました。

恋人になれたと思ったら、
遠距離になって、なかなか、会えなくなって、
カワイイ笑顔も見れなくなって、
ホントは、寂しいな…とか、会いたいな…とか、そんな日も、
フツーにあるけど、
困らせたいわけじゃないし、好きって思ってくれたコトが大事だから、
遠距離でも、やっぱり、平気だと思えます。

今日、お風呂の思い出も増えて、また、幸せだし、
会えない間も、衛君への気持ちが、揺らいだコトがありません。

もし、いつか、離れてしまう日が来ても、
どうするコトも出来なくても、
衛君を、ずっとずっと好きだと思います。

イロんな思いが、久しぶりに会えたからなのか、
思いが、溢れて…、溢れて…。
そんな風になりながら、
その日は、湯船の中で抱きしめあったまま、
何度も何度もキスをしました。

こんなコトを思っているとか、
長いし、恥ずかしいので、書いておこうとおもいました。
いつか、教えようかな…。

萌えって、たぶん、
私が衛君の、カワイイ笑顔を見たときに、
どうしようもなく溢れそうなホド、ムズムズするんですが、
きっと、萌えって、そんな感情かなぁ?
そうだとしたら、私の萌えスイッチは、
衛君の、カワイイ笑顔です!

冬の青空晴れデートと、その後のお風呂で、
今日も何度も、スイッチが押されます。

そして、数え切れないほど実感してしまいます。
言えなくて、こんなバカで、どうしようもなくて、ごめんネ。
貴方の目に、どんな風に見えていたとしても…。

今日も私は、衛君が好きです!
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